海外FXの魅力は、国内FXにはない取引環境でトレードができることです。
では具体的に、それはどのような取引環境なのでしょう?
国内FXのブローカーにはない海外ブローカーならではの取引環境を知ることで、海外FXならではの利点を掴むことができます。
この記事では海外FXのロット制限とは何か、さらにはポジション数やレバレッジにおける制限などについて解説します。
海外FXのロット制限とは?
海外FXのブローカーの中には、トレーダーのロット数に上限を設けることでロット制限を課すことがあります。
以下ではFXのロット制限について詳しく解説します。
最大ロット数=1回の注文で取引できるロット数
最大ロット数とは、トレーダーが1回ごとに取引できる最大のロット数のことを指します。
この最大ロット数の上限については各ブローカーによって異なります。
このように上限が課されるロット制限が行われることで、海外FXではリスクを減らして取引することができます。
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最大ポジション数=未決済で口座に保有できる注文回数
最大ポジションとは、取引時に同時に保有できる未決済のポジション数の上限のことを指します。
その上限は海外FXの各ブローカーによって異なります。
多くの海外FX業者は、最大ポジション数や保有できるロット数に制限を設けています。
(参照)BigBoss公式 BigBossの最大ロット数は?
この最大ポジションの上限の範囲内であれば、トレーダーはいくつでもポジション数を増やすことが可能です。
海外FXの1ロットとは?
ロットとは、FXの取引単位となります。
海外FXでは1ロットを10万通貨に設定することが一般的ですが、そうでないケースもありますのでロット制限の計算時には注意が必須です。
海外FXの単位はなぜロット?
海外FXでは取引量を簡易的に表現するために単位としてロットを使用します。
ロット(Lot)とは、海外FXで取引する際に使う通貨の量のことです。
(参照)IS6FX公式 1ロットっていくら?
単位を簡易化するメリットとして、通貨ペアの取引量を簡易的に計算ができる、リスクを調整しやすい、などの項目が挙げれます。
ロット制限について計算する際には、そもそも1ロットは単位がいくらなのかを事前に確認しておきましょう。
マイクロ口座・セント口座は1ロットあたりの取引単位が異なる
マイクロ口座やセント口座とは、海外FXの初心者や小口のトレーダーのために設計された口座の種類です。
一般的にマイクロ口座の1ロットは1000通貨、セント口座の1ロットは10000通貨として設定されています。
ロット制限の数量が同じでも、1ロットの単位が異なると制限の上限も変化するので注意しましょう。
海外FX12業者の最大ロット数おすすめランキング
海外FXで大きな成功のチャンスを掴むには、取引チャンスを拡大できるブローカーがオススメです。
以下ではロット制限が高めに設定されているFX業者をランキングで紹介します。
AXIORY 全口座|1000ロット
最大ロット数 | 1000ロット |
AXIORYは全口座が共通でロット制限が最大1000ロット、つまり最大1億通貨の取引ができる、業界でも特にロット規制の上限が高いFXブローカーとなります。
最小ロット数は0.01ロットと低く、1000通貨から取引ができるなど、最大のリターンから最小のリスクまで、幅広く対応できるFX業者です。
TradersTrust 全口座|1000ロット
最大ロット数 | 1000ロット |
Traders Trustは最大1000ロット、全口座共通でロット制限が1億通貨と、ハイリターンな取引が可能な海外FX業者です。
1ロットは10万通貨に設定されています。
最小ロットは0.01ロットであり、1000通貨からの少額からの低リスクな取引も可能なFXブローカーでもあります。
FBS スタンダード口座|500ロット
最大ロット数 | 500ロット |
FBSスタンダード口座は1ロットあたり10万通貨に設定している海外FX業者の口座です。
ロット制限の最大数は500ロット、つまり最大にして5000万通貨のハイリスクな取引が可能です。
最小ロット数は0.01ロットで、1000通貨からのローリスクな少額取引も可能です。
Exness 全口座|200ロット
最大ロット数 | 200ロット |
Exnessは全口座共通でロット制限が最大200ロットで取引できる海外FX業者です。
ただし注意事項として、日本時間の06時00分から15時59分までの間、最大ロット数が20ロットまでロット数が制限されるので、トレード時には上限が変わる時間帯に注意する必要があります。
TitanFX 全口座|100ロット
最大ロット数 | 100ロット |
TitanFXのロット制限は全口座共通で最大100ロットとなります。
さらに、レバレッジ制限がないという、他の海外FX業者にはない特徴があります。
口座残高に関係なしに常に500倍のレバレッジで取引できるので、口座残高が増えたとしても安心してポジションの保有を継続可能です。
FXGT スタンダード口座|100ロット
最大ロット数 | 100ロット |
FXGTのスタンダード口座のロット制限は、最大100ロットまでとなります。
ただし、他の口座を使用すると、200ロットまで最大ロット数を増やすことも可能です。
最小ロットは0.01ロットとなり、少額からのローリスクなトレードができる海外FXブローカーでもあります。
Tradeview 全口座|75ロット
最大ロット数 | 75ロット |
Tradeviewは1ロット10万通貨、ロット制限は全口座最大で75ロットに設定されている海外FX業者です。
最小ロット数は口座ごとに違いがあり、STP口座の最小ロット数は0.01ロットで1000通貨より、ECN口座の最小ロット数は0.1ロットで10000通貨より取引が可能です。
XM スタンダード口座|50ロット
最大ロット数 | 50ロット |
XMスタンダード口座のロット制限は、最大ロット数を50ロットまでと設定しています。
1ロットは10万通貨に設定されており、最大ロットが50ロットなので最大で500万通貨の取引が可能な海外FX業者です。
さらに、保有できる最大ポジション数は200ポジションまでとなります。
BigBoss スタンダード口座|50ロット
最大ロット数 | 50ロット |
BigBossのスタンダード口座のロット制限では、最大ロット数を50ロットに設定されています。
それにプラスしてポジションの保有に上限がないため、レバレッジを制限されることなく、高額のトレードができるという特徴があり、ハイリターンな取引に向いた海外FX業者となります。
iFOREX スタンダード口座|50ロット
最大ロット数 | 50ロット |
iFOREXのスタンダード口座のロット制限は、最大ロット数を50ロットと設定しており、500万通貨の取引が可能な海外FX業者の口座となります。
1ロットは10万通貨に設定しており、最小で0.01ロット、つまり1000通貨からの少額トレードが可能なFXブローカーでもあります。
LAND-FX 全口座|30ロット
最大ロット数 | 30ロット |
LAND-FXのロット制限ですが、全口座共通して最大ロット数を30ロットに設定しています。
1ロットあたり10万通貨を設定しており、最小ロット数は0.01ロットとなります。
ただし、LAND-FXは開設する口座の種類によってレバレッジが異なるという特徴がある海外FX業者です。
国内FXの最大ロット数の多い業者3選
海外FXが各ブローカーごとに最大ロット数を設定するように、国内FXも業者によって異なるロット制限を設けています。
以下では最大ロット数の多い国内FX業者を紹介します。
IG証券|無制限
IG証券のロット制限についてですが、1日あたりの最大注文量に関しては原則として上限なしです。
ただし、1取引あたりにおける主要7通貨に関しては、1取引あたり100ロットまでと最大ロット数に上限を設けています。
条件こそありますが、制限なしの環境ならIG証券がオススメです。
SBI FX|1000万通貨(10000ロット)
SBI FXのロット制限ですが、最大1000ロットであり、これは1000万通貨の取引となります。
さらに最小の取引数量が1通貨と極めて低く設定されており、ローリスクな小口でのトレードにも対応しております。
少額からの取引がしたいという方には、SBI FXの方がオススメです。
jfx株式会社 |1000万通貨(10000ロット)
jfx株式会社のロット制限は、最大10000万ロットであり、1ロットあたり1000通貨に設定しているのでこれは最大で1000万通貨の取引が可能となります。
最小で1000通貨から取引できるFX業者であるため、ローリスクな取引が可能という利点があります。
国内FXと海外FXの最大ロット数を比較・違いとは?
国内FXと海外FXには、それぞれに個性があります。
では具体的にどのような違いがあるのでしょうか?
以下ではロット制限を主軸に、海外と国内のFXの違いを解説します。
最大ロット数が無制限なのは国内FXだけ
最大ロット数を無制限にして取引ができるのは国内FXです。
ロット制限のない国内FX業者であれば、海外FX以上に取引チャンスに恵まれるでしょう。
ただし、無制限といっても無条件とは限りません。
利用する際にはどのような条件があるのか、取引条件の詳細まで確認しておきましょう。
最大ロット数に比べて国内FXのレバレッジは最大25倍と小さい
国内FXであっても海外FXに負けないぐらいロット数を高く設定して取引することはできます。
ただし、国内FXはレバレッジが最大25倍と海外と比較して低く制限されているので、必要となる証拠金が高くなります。
たとえロット制限がなくてもレバレッジが低いとハイリターンが狙えないなどの短所があります。
国内FXに比べて海外FXはハイレバレッジで取引できる
海外FXのメリットの一つとして、国内FXと比べて非常に高いレバレッジを設定できます。
レバレッジが高ければ少額からでも高額のトレードが可能になります。
ロット制限の上限が高く設定されているなど、条件の有利なブローカーを利用すれば、より多くのチャンスに恵まれるでしょう。
海外FXで最大ロットで取引する際の注意点
海外FXでロット制限が定める上限いっぱいまで取引をする場合、果たしてどのようなデメリットがあるのでしょうか?
以下では最大ロットの取引をする際の注意点を解説します。
保有ロット数によってレバレッジ制限されることがある
海外FXでは保有しているロット数に応じてレバレッジが下がる、いわゆるレバレッジ制限を受けることがあるので注意してください。
レバレッジ制限の内容は各FXブローカーによって異なります。
取引する際にはロット制限だけでなく、レバレッジ制限の詳細まで確認しておくことをおすすめします。
海外FXのレバレッジ3000倍の業者のメリット・デメリットとは?
レバレッジ3000倍の海外FX業者を利用するメリットは、ハイリターンな取引ができることです。
デメリットはリスクが増大することです。
さらに、たとえハイレバレッジでも、ロット制限の上限が低いと結果的にハイリターンな取引ができないなどのデメリットもあるので注意しましょう。
海外FXにはレバレッジ制限なしの業者もある
レバレッジ制限の有無は海外FX業者次第となります。
レバレッジ制限のないFXブローカーを選択すれば、制限を受けることなく多数のポジションを保有して、高額のトレードを実践することも可能です。
ロット制限とレバレッジ制限、それぞれの取引条件を確認して業者を選びましょう。
海外FXの損失はレバレッジではなくロット数で決まる
海外FXの損失は、ロット数が大きくなればそれに比例して拡大します。
レバレッジをどれほど高く設定しても、ロット数が低ければ少額のトレードになるので損失も少ないです。
できるだけ損失を減らすローリスクな取引をするなら、ロット制限の上限が低い業者の方がおすすめとなります。
事前連絡なしの大きなロット数でのトレードは口座凍結の恐れがある
FXでは小口で取引をする分には問題になることはあまりないです。
しかし海外FX業者の中には大きなロットでの取引に規制を設けることがあり、業者が定めた規制を破って大口の取引をすると最悪のケースとして口座凍結もあります。
ロット制限の条件に事前連絡を要する業者もあるので注意しましょう。
初心者はいきなり最大ロットで取引しない
海外FXの高いレバレッジを利用すると、ロット制限の上限は意外と簡単に埋まりやすいです。
ただし、最大ロットでの取引はリターンが大きい反面、一度の取引で大損するリスクもあります。
まだ取引に不慣れな初心者の場合、高額の取引はとても危険なので避けておきましょう。
取引は投資資金の2〜3%から始めるのがおすすめ
海外FXで成功するためにはリスク管理を徹底させる必要があります。
FXはリスクがつきものですが、リスクを最小限に抑えることで余計な損失を防げます。
一般的にはFXの取引では投資資金の2から3%の範囲内で始めましょう。
リスク制限だけに頼らず、自己でリスクを管理することも大事です。
海外FXで最大ロットで取引する際に必要な計算
海外FXでロット制限が定める最大ロット数で高額な取引をすると、一度で大きなリターンを狙えます。
以下ではロット数の高い取引をするための計算方法について解説します。
1ロットあたりの必要証拠金の計算方法
海外FXを始める際には、1ロットあたりいくら必要なのか、必要証拠金の計算方法を習得しておきましょう。
計算方法は、(現在のレート÷レバレッジ)×1ロットあたりの通貨量、で必要証拠金を計算できます。
1ロットにかかる金額を算出することでロット制限の上限額に必要な額も算出できるでしょう。
現在の資金で取引できる適正ロット数の計算方法
FXでリスクを抑えた取引をするには適正なロット数を計算する必要があります。
仮にリスク許容度を2%とした場合、投資資金の2%以下の数字を許容できる最大損失額で割った数字が適正なロット数となります。
取引時にはロット制限の上限額だけでなく、適正なロット数を越えないように注意しましょう。
エクセルを使用してロット計算する方法
海外FXの取引でエクセルを使用してロット数を計算する場合は、口座の資金量と損切のパーセント、日本円換算にした場合の金額、損切のpipsでの金額、などを入力すると精確なロット数を計算できます。
ロット制限の上限額をエクセルに入力すると、さらに細かい計算ができるでしょう。
適正ロット計算アプリを使用する方法
海外FX業者が開発したアプリの中には、適正なロット数を計算するのに役立つ機能などもあるのでオススメです。
この手の便利なアプリを使用すると、許容損失額を入力するだけで自動的に適正なロット数を算出してくれるので、簡単に適正なロット数からロット制限の上限額なども算出できます。
最適ロット計算ツール(ロット自動計算インジケーター)を使用する方法
海外FXでロット制限の範囲内において最適なロット数を計算するなら、ロット自動計算インジケーターの使用がオススメです。
使用するためにはまず許容できる損失額を設定します。
すると自動的に計算してくれます。
面倒な計算の作業を簡略化し、知りたい数字を即座に知ることができるので便利です。
1ロット取引で発生する損失額の計算方法
海外FXで1ロットあたりに発生する損失額は、どれぐらいレートが動いたかで算出されます。
仮に10pipsのレートの動きがあった場合、10pips×1ロット、の計算式で1ロットにおける損失額が算出されます。
ロット制限の上限額で取引をする際に、どこまで損失ができても許容できるのか、事前に計算しましょう。
海外FXのレバレッジの計算方法
海外FXでレバレッジを計算する場合、まず証拠金の額を計算します。
仮に証拠金が10万円とした場合、1ドル100円のレートで10万通貨分の取引をすると仮定すると(100円×10万通貨)÷10万円=100、つまりレバレッジは100倍となります。
取引する際にはロット制限を越えないように計算しましょう。
最大ロット数の多い海外FX業者を選ぶポイント
海外FX業者といってもブローカーによって最大ロット数は違います。
果たしてどこが良いのでしょう?
以下ではロット制限を軸にFX業者の選定のポイントを解説します。
最大ロット数が多いほど損失リスクを考える
ロット制限の最大数が多いということは、リターンが増える分、リスクも増大します。
損失リスクを最小限に抑えるためにはどうしたら良いのか、いわゆるリスク管理が必須になります。
海外FX業者を選ぶ際には、どこまでリスクを許容できるかを優先して最大ロット数に注目しましょう。
ロット数によるレバレッジ制限の有無を確認する
ロット制限の最大数が高いからといって、必ずしも有利な取引ができるとは限りません。
海外FX業者を選ぶ際にはレバレッジ制限の有無を確認しましょう。
各ブローカーが定めるレバレッジ制限を見ることで、より制限の条件が有利なブローカーでトレードを始められます。
必要証拠金とロスカット水準を理解する
海外FX業者を選ぶ際にはロット制限だけでなく、1ロットあたりいくら必要証拠金が必要になるのか、そしてロスカットの水準はどのように設定されているのかに注目しましょう。
必要証拠金が低ければ少額からでも取引ができますし、ロスカットの水準が低ければその分だけ自由な取引ができます。
最大ポジション数が多い業者を選ぶ
海外FX業者を選ぶ場合、最大ポジション数は少ないよりも多いに越したことはありません。
最大ポジション数が少ないと、たとえロット制限が有利でも、取引チャンスを逃すリスクがあります。
トレードのチャンスを増やすなら、できるだけ最大ポジション数の多いFX業者を選びましょう。
最大ポジション数の上限がない業者一覧
最大ポジション数の上限がない海外FX業者というと、AXIORYやTradeview、iForex、BigBoss、などが有名です。
ロット制限だけでなく、ポジション数に関しても有利な条件を採用しているブローカーを選ぶことで、より有利な条件でFXの取引をスタートさせられます。
海外FXの最大ロット数に関するよくある質問
これから海外FXを始めるにあたり、果たしてどのような知識を習得しておくべきなのでしょう?
以下ではFXのロット制限に関してよくある質問を解説します。
XMの最大ロット数は?
海外FX業者のXMのロット制限の最大ロット数は使用する口座によって違いがあります。
スタンダード口座とゼロ口座ならば最大50ロットの取引が可能です。
マイクロ口座では最大100ロットとなります。
口座によって最大ロットが違うので注意しましょう。
海外FXでロット制限がかかった場合どうすればいい?
もしも海外FXでロット制限に引っかかった場合の対策としては、保有しているポジションを決済して数を減らすなどの方法があります。
決済して保有ポジションの量を減らすことで、制限を解除することができます。
一旦制限を解除してしまえば、再度エントリーすることが可能です。
海外FXの適正ロット数はどれくらい?
海外FXの適正なロット数は、口座にどれほどの残高があるのか、投資資金によって異なります。
一般的な目安としては、投資資金の1%から2%におさまるようにロット数を設定すると良いでしょう。
ロット制限があるからといって、必ずしも最大数まで取引する必要はなく、リスク管理を徹底しましょう。
大口取引におすすめの最大ロット数の多い海外FX業者は?
大口の取引をする場合、最大ロット数ができるだけ多い海外FX業者がおすすめです。
ロット制限の水準が高めなFX業者というと、AXIORYやTradersTrust、FBS、などのFX業者が候補として挙げられます。
これらのFX業者を利用することで、ハイリターンな取引を実現できるでしょう。
まとめ
海外FXの魅力はハイレバレッジな取引ができることです。
しかし、レバレッジをいくら高くしても、ロット制限があると大口の取引ができず、大きなリターンを狙えないです。
ブローカーを選ぶ際には、レバレッジの大きさも重要ですが、同時にどこまで取引できるのか、この記事を参考にして最大ロット数にも注目してみましょう。
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